Masa-nのブログ

JADE、KLX125、ツーリング仕様のCA700乗りです。ツイッターもやってます。(@Masa_CA700) 写真の無断転載禁止。

北海道(道東→道北)キャンプツーリング その3(8/21)

 4:30頃に起床。目が覚めたタイミングでは雨は降っていなかったが、トイレに行ってる間にザーザー降りになってしまった。トイレ前で雨宿りしていたが、 やむ気配はないので意を決して自転車を置いている炊事場へ。昨日の残りのおにぎりとバナナを食べ、荷造りをした後、急いでテントのペグを外して炊事場に避難する。炊事場でテントをスタッフバッグにつめて、6:45頃に出発する。坂を下ってすぐのところにあるセイコマで追加の朝食と補給食を買う。

 

 昨日から電光掲示板に表示されるのはずっとHeavy rainでした。

 
オホーツク海沿岸の国道を網走方面へ進んでいく。今日もずっと雨。かなりの降水量で、大雨洪水警報がでていた。晴れていればウトロから観光船に乗って知床岬まで行きたかった。浜小清水の道の駅隣にあるお店で、あったかいカレーパンを食べる。ここのお店は総菜が豊富である。浜小清水前浜キャンプ場が目と鼻の先にあるので、次回使ってみたい。

 トウフツ湖沿いで景色がとてもよい(はず)

 

網走を通過し、途中のセイコマで補給してさらに進む。ここらへんで、心身ともに疲れ切ってしまったので、今日のキャンプ場ではログキャビンを借りることに決める。今日くらいは…ね。

 網走から常呂までの区間は、オホーツクサイクリングロードが整備されている。このサイクリングロードは湧網線の跡地に作られている。そのためか、かつての駅を再利用した休憩所などの施設がある。全体的によく整備されていて、走りやすい…はずなのだが、連日の豪雨で路上に落ち葉や枝が散乱しており非常に走りづらい。

 

 

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 (かなりの湿気でカメラを取り出すとあっという間にレンズが曇る。レンズ拭きで拭きながらなんとか撮影。)

 

こんだけ雨が降っていれば冠水ぐらいするさ。

 常呂川は氾濫寸前でした。


午後は途中雨が上がることもあった。

 

 こうやって太陽光が射しているのは、この旅初めてである。

そして、キャンプ場近くのセイコマで晩酌用のビールとお一人用ジンギスカンと野菜を買う。17:00頃に上湧別の五鹿山キャンプ場に着。研修棟に北海道の某大学の自転車部集団が宿泊していた。管理人のおっちゃんが言うには、ここ3日くらい雨のため停滞しているらしい。停滞したくなる気持ちはよくわかるし、雨の中走るのは危険かつ自転車にもダメージを与える。しかし、僕は先に進まねばならないのだ…!

 
指定されたログキャビンはキャンプ場のはしっこなのだが、炊事場とシャワー棟が近くて悪くない。まずは米を水に浸す。ログキャビン内でロープを張り、濡れたテント、シュラフ、着替え、雨具などをひたすら乾かす。しかし、湿度は高いのでちゃんと乾くかどうかは微妙。シャワーを浴びた後、炊飯を開始。セイコマの味付け済みのジンギスカンを野菜と一緒に炒めるだけのお手軽料理だが、これはうまい。癖になりそう。後、かっておいた納豆も食べた。

 

食後、後片付けをしてシュラフに潜ると眠くなってきた。今日は雨の中よく走った。23時頃就寝。

 

本日の走行距離:169.2km

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北海道(道東→道北)キャンプツーリング その2(8/20)

5時頃目が覚める。キャンプに来ると、いつもこの時間だ。
昨晩残しておいたご飯に水を加え、おじやを作る。このために卵を買っていたのだ。ここぞとばかり2個入れる。仕上げに三つ葉を入れ、完成。ちなみに、鰹節はキャンプ場の受付でもらいました。多少煮詰めすぎたが、イケる。
起床時は雨は降っていなかったが、撤収中に降り始める。急いで撤収する。朝食時に一緒になったおっちゃんは、かつて某大学近くの地下飲み屋街で働いていたらしい。
徐々に雨が強くなってきたが、おっちゃんとカブ乗りの兄ちゃんに見送られながら7:00過ぎに出発する。今日の天気はずっと雨。覚悟を決める必要があった。
まずは東進し、野付半島に向かう。どん詰まりの半島なのに、トラックの通行がかなり多い。
野付半島を進んでみると、所々で災害復旧のため工事をしていた。8時過ぎにネイチャーセンターに着くが早い時間なので開いていない。華麗にスルーし、いけるところまで進む。

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すると、ダートに移り変わるあたりで関係者立ち入り禁止の看板が立っているのでここで引き返す。まあ、ダートなのでそもそも突入はしないのだが。野付半島 は道路の両側に海がすぐそこまで迫っているので、なかなか景色的に見所はある。ただ、何もないわけではなく、工事や漁業関連の施設がちらほら見られ、そこ まで非日常の感覚を得ることはできなかった。野付半島を走っていて気がついたのは、投棄(不法かはわからない)されている年代物のトラックがあまりに多い こと。どん詰まりの半島だからであろうか。

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 標津に戻り、セイコーマートで飲み物、補給食をゲットして羅臼方面を進む。ここら辺で雨が本降りになってきた。
羅臼までの道のりは、ひたすら雨との戦いであった。また、重装備のソロ自転車乗りと多くすれ違った。羅臼温泉の野営場に泊まっていたのだろうか。道中でいくつも川を渡るが、どれも濁流である。

 羅臼の道の駅で昼食にしようと寄り道をする。車、自転車であふれかえっていた。特に、どこかの大学自転車部の集団であろう自転車10台以上がところ狭しと 駐輪されていた。装備を見渡してみると、どの自転車にもリアにオルトリーブのサイドバッグがついていた。部で推奨しているのだろうか。

道の駅でいくら丼を食べる。値段の割には少ない気もしたが、まあこんなもんでしょう。食べ終わり次第、知床峠が待っているのですぐ出発する。雨は羅臼の道 の駅を出たあたりから、ザーザー降りとなる。インナーローでゆっくりと上っていく。フロント24t、リア30tに交換しておいてよかった。途中、おそらく 大学生のグループと何組もすれ違う。みんなこの雨の中知床峠を越えてきたのだなぁ。 

ウトロ側の下りは、ゆるやかなカーブがあるだけで非常に走りやすい。ただし、今はフル装備の自転車なので、かなりびびりながら下っていく。

 

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(たまには雨が上がる瞬間もあった。遠くまで見通せる時間はごくわずかである。)

 

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(ずっとこんな天気である)

 時間をかけて、ようやく知床峠に到着。霧と雨で何も見えない。まあこういうこともあるさ。ここで、下りで体を冷やさないように雨具の下に着ていたジャージをトイレで新しいものに着替える。

下ったらウトロの街はすぐそこである。知床野営場は高台にあるのだが、本日最大の失敗はあらかじめ食料の調達を麓でしなかったこと。そのおかげで晩飯は質 素なモノとなった。野営場に着いてからも雨は降り続いている。雨が弱くなったタイミングでテントの設営をしようと思ったが、いつまでたっても弱くならない のでまず野営場のとなりにあるホテルの日帰り入浴を利用した。併設のコインランドリーでぬれた雨具の乾燥と、それ以外の衣類を洗濯、乾燥を行った。

 野営場に戻ると、自転車を一時的に避難させていた炊事場でBBQをしている集団がいた。日高から釣りに来たが、一匹しか釣れなかったと言っていた。雨が少 し弱まったタイミングでテントの設営をした。お肉が余ったとのことで、余りを少しいただく。今日は質素な晩飯なので、非常にありがたい。今日の晩飯は白米 とゆで卵である。明らかにおかずに対してご飯の量が多いが、なんとか完食。

 

 後片付けしている最中に、ここに居着いているらしいキタキツネが残飯荒らしにやってきた。人間にかなり慣れていて、私がいてもかまわず横を通っていく。視線をあわせて睨み付けても逃げない。食 料は厳重にバッグにしまい、テントに移した。(本当はマズいのだが、自転車ツーリングだと車の中に入れるという技が使えない)。動物に自転車周りが荒らさ れるんじゃないかとびくびくしながら就寝。

 

本日の走行距離:124.1km

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